日本酸素ホールディングス株式会社(NSHD)の欧州事業会社であるNippon Gasesは、循環型経済、廃棄物の有効利用、再生可能エネルギーに焦点を当てた先進的なプロセスと技術を専門とする先駆的企業、IET Ecologyへの戦略的投資を通じて、カーボンニュートラルに向けたソリューションポートフォリオを拡大する新たな一歩を踏み出しました。
この提携は、産業界のカーボンニュートラル化を推進する革新的でカスタマイズされたソリューション開発への共通の取組みを示すものであり、持続可能なソリューションにおけるグローバルリーダーとして、両社の環境イノベーションへのコミットメントを強化するものです。
IET Ecologyの先進的な環境技術における専門性は、クリーンエネルギー分野におけるグローバルベンチマークとしての地位を確立しています。同社の循環型経済へのコミットメントは、Nippon Gasesの基幹事業に、持続可能な取組みを組み入れ、それをお客様へ展開していくという使命と合致しています。
Nippon Gases社長のRaoul Giudiciは、「IET Ecologyとのパートナーシップは、環境技術の領域における革新的な能力を強化するという当社の戦略的な投資方針を示すものです。この定型により、お客様のカーボンニュートラルへの取組みを支援すべく、より包括的でカスタマイズされたソリューションを提供することが可能になります」と述べています。
IET Ecologyの技術力を活かし、両社は効率的なエネルギーシステムへの移行と持続可能なエネルギー利用の促進に取り組んでまいります。この提携により、カーボンニュートラルを重視したプロジェクトを協力して推進し、お客様の短期・中期的な持続可能性目標の達成を支援してまいります。
IET ecologyの親会社NOVARGI GROUP創業者兼CEOのJuan M Caubillaは「両社の専門知識を結集し、カーボンニュートラル、エネルギー転換、廃棄物ゼロの実現、そしてより実現可能な再生可能技術の活用を通じて、クリーンな地球の未来に向けて、お客様を支援する実践的かつ革新的なソリューションを提供していきます」と述べています。
革新的な環境技術を統合することで、この提携はグローバルなゼロエミッションへの移行を推進し、多様な産業のニーズに対応することで、カーボンニュートラル実現をめざしてまいります。
IET Ecologyについて
IET ECOLOGYは、2007年に設立されたNOVARGI GROUPの一企業で、グリーンエネルギーへの転換とエネルギー分野の環境改善に向けた技術開発を行っています。主な事業として、独自技術を活用した都市廃棄物の有効利用プロジェクトの実施、グリーン水素・メタノール・アンモニアの製造、さらにエコ燃料(合成ガス、e-ディーゼル、持続可能な航空燃料)の開発やCO2の回収・再資源化など、幅広い環境技術を専門としています。
Nippon Gasesについて
Nippon Gasesは、100年以上の経験を持つ日本酸素ホールディングス株式会社(NSHD)のグループ会社で、ヨーロッパの産業および医療ガスにおけるリーディングカンパニーです。NSHDは日本、東南アジア、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダに主要な拠点を持ち、世界30か国以上で約20,000人の従業員を擁しています。私たちNippon Gasesは、3,200人以上の従業員(女性割合28.5%)とともに、13か国で事業を展開し、15万社以上の顧客と35万人以上の在宅医療患者にサービスを提供しています。 イノベーション、コラボレーション、サステナビリティに取り組むNippon Gasesは、高い安全基準を維持し、主要な産業ガス協会から認められています。お客様、従業員、関係者、そして地域社会に対する当社のコミットメントは、環境と持続可能性に対する当社の姿勢を表しています。私たちは「The Gas Professionals」であり、「ガスで未来を拓く」という同じ目標を共有しています。